Hej! スウェディッシュヌードラーです。
前回の投稿から4ヶ月も経過してしまいました。ブログを書くほど心と体に余裕がありませんでした。あとは怠惰な性格がそうさせてしまいました。(2020年は4本しかブログを書いていない苦笑)
さて、この4ヶ月で日照時間はえげつなく短くなりました。
前回投稿の2020年7月24日(月)の日照時間はこちら。
そして、こちらが本投稿日2020年11月17日(火)の日照時間。
文字通り、日照時間がおよそ半分に(16時間40分から8時間へ!)!!
2019年6月から天気のスクリーンショットを撮ることを続けているので、
いずれ、統計データとして平均気温、日照時間をまとめてみるのも面白そうだなーと。
さて、今回はスウェーデンのベジタリアン・ヴィーガン事情から「食べること」について考えてみたいと思います。
まず、日本とスウェーデンにはどのぐらいベジタリアン・ヴィーガンの人がいるんだろうと思い、少しググってみました。自身をベジタリアンもしくはヴィーガンと認識している割合をベジタリアン率とすると、
日本:ベジタリアン率 4.5%1
スウェーデン:ベジタリアン率 10%2
というデータが出てきました。
(データの取り方や調査対象もさまざまだと思うので、大体のデータとしてご認識を。)
やはりスウェーデンは、日本よりベジタリアン率が高いですね。
でも、スウェーデンに住んでいるヌードラーの肌感覚としては、もっといるんじゃないかなという感じです。
TrySwedish3の記事によると、15-24歳のスウェーデン人の9%が自分をベジタリアンと認識している一方で、30%以上が意識的に肉類の消費を抑えようとしていることがわかったようです。確かに周りの若者たちもそういう立場の人が多いです。
「なんでそういう考え方なんだろう?」と思い、ヌードラー周辺のベジタリアン・ヴィーガンフレンズに話を聞いてみると、動物愛護の観点から動物性食品を食さない人ももちろんいるのですが、多くは環境保護の観点から、肉類の消費をやめた・消費を抑えているという人がほとんどです。
環境保護の議論の中には、乳製品の消費に関するものもあります。
スウェーデンの事例ではありませんが、Ted-Edがこんな動画をまとめていました。
「牛乳、オートミルク、アーモンドミルク、豆乳の中でベストなミルクは?」という内容の動画です。
詳しくはぜひ動画をご覧いただきたいですが、それぞれのミルクに一長一短がありますよね。
牛乳は動物性だからダメ!とかじゃなく、個人の食生活や必要な栄養素を考慮しながら、環境保護を考えて植物性のミルクをたまに選んでみるという柔らかい考え方ができるといいなーっていうことを考えさせられました。
スウェーデンでは、もちろん日本同様、いわゆる「牛乳」コーナーが一番面積が大きいのですが、そばにはオート、アーモンド、豆乳が堂々と鎮座していて、牛乳にひけを取らないレベルで幅をきかせています。スウェーデン発祥のヴィーガンブランド、オートリーは、その代表格です。
一方、現代日本の西洋化された食生活では、ベジタリアン生活はなかなか想像し難いのですが、よくよく考えてみると、日本って明治維新までは四肢のついた動物性食品は禁じられていたんですよね。
(恥ずかしながら、関西弁がペラペラのスウェーデン人トビくんと話をしていて気づかされました。)
日本では、ヴィーガンという言葉自体もようやく認知されるようになったかなーぐらいですが、元々日本人ってヴィーガンだったってことですよね。
確かに肉がなくても、精進料理のように大豆製品で和食って作れるし、うどん、蕎麦、豆腐、味噌、納豆、梅干しなどなど、環境に優しい美味しい食べものがたくさんありますよね。
この間、街中にあるヴィーガンショップを訪れてみたのですが、日本食に使える食材がたくさんありました。これは新しい気づきでした。
もちろん、しゃぶしゃぶもすき焼きもラーメンもラーメンもラーメンもラーメンもヌードラーの大好物ですし、動物性の食品から得られる栄養素も必要だと考える立場なので、自分が完全にベジタリアンになろうとは思いません。
でも、普段食べている牛肉、豚肉、鶏肉たちがどう生産され、その生産過程でどれほどの環境への負荷があるのかを考えると、決して毎日食べなくてもいいなと思うし、ベジタリアン・ヴィーガンフードもたくさんバラエティがあるので、プチ肉断食をしてもいいなと考えるようになりました。
日本には「いただきます」「もったいない」の文化があります。
食べものに対する感謝、食べものを作ってくださった方々への感謝。これを、ベジタリアン・ヴィーガンの背景にある考え方と合わせながら、日々「食べる」を行えば、心にも体にも環境にもとてもヘルシーな食生活が送れると思います。
ぜひ皆さんも「食べること」について、考えてみてください!
それでは、Hej då!
1 農ledge (2018)「日本のベジタリアン・ビーガン・ゆるベジ人口調査 by Vegewel 」(最終アクセス 2020年11月17日)
2 Lundagård (2018) Life as Vegan in Sweden (by Frank Schreier 2018-10-24) (最終アクセス 2020年11月17日)
3「『TRY SWEDISH!』は、スウェーデンの豊かな食文化を広く知ってもらうため、日本やカナダ、ドイツ、韓国を始めとする14の国や地域で、各国のビジネススウェーデン主導のもと運営されているプログラムです。」(Try Swedish! Japanホームページから抜粋)。インスタグラムもありますよ!
後記:シャンプー、ボディーシャンプーにも「ヴィーガン」製品があります〜
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