Hej!スウェディッシュヌードラーです。
先日日本を襲った台風、かなりの被害を出してしまったようで、心苦しいです。
被害の大きかった地域に、少しでも早く平穏な日々が戻ってくることを祈るばかりです。
さて、スウェーデンは、暗い暗い冬へと一歩一歩近づいています。
10月15日(火)
日の入りの時間が、ついに17時台に突入してしまいました。
日照時間が10時間を切る日もそう遠くないですね。
気分だけでも明るく上げていかないと!!!!!!!!
さてさて、今回は前回に引き続き、少し移民関連のトピックについて、今朝のニュースを短めにシェアします。
今朝(10月15日)、SVT1のニュース番組Morgonstudionでこんな話題が取り上げられていました。
<Var femte född utomlands>
(5人に1人が外国生まれ)
スウェーデンの外国生まれ人口が過去最多の約200万人を記録し、スウェーデン国内の5人に1人が外国生まれであることが、スウェーデン統計局(SCB2)により発表されたようです。
結構朝一のトップニュースでやっていたので、かなりインパクトが大きい事実なのでしょう。
SVTのウェブサイトから引用させていただいたグラフをご覧ください。
たった19年で外国生まれ人口が100万人から200万人の2倍になるって、すごいインパクトですよね。全人口で考えると、単純に20年足らずで人口が100万に増えるんですから。
もちろん歴史的に移民を受け入れてきた国なので、移民のインパクトについては今に始まったことではありません。今回のニュースでは最多の外国生まれ人口を記録したことと合わせ、こんなことも強調されていました。
Syrien näst vanligaste födelselandet
(シリア生まれが最大人口を引き継ぐ)(意訳)
これまで、スウェーデンにおける外国生まれ人口数はフィンランドがトップでした。1940年代以降続いたそのシェアは、2016年を境に変わります。フィンランド生まれ人口の高齢化と合わせ、中東での紛争・戦争による移民・難民人口増加によって、下のような状況になったようです。
(グラフは全て、以下SVTのウェブニュースより抜粋させていただきました。)
(出典)SVTウェブサイト(最終アクセス 2019年10月15日 https://www.svt.se/nyheter/inrikes/drygt-tva-miljoner-utrikes-fodda-i-sverige-fler-an-nagonsin-tidigare)
さらに、外国生まれ人口の多い地方自治体についても言及されていましたが、最多の自治体では42.1%が外国生まれのようです。すごい規模ですよね。
上記ウェブニュースは、スウェーデンにおける外国生まれ人口についての最新情報が簡単にまとめられているので、ぜひ読んでみてください。
また、スウェーデン統計局SCBのウェブサイトでは、自分の知りたい統計情報をソートをかけながら入手できるので、留学中のレポート作成にも役立つはずです。ぜひサイトを訪れて、いじってみてください。10月15日時点のKey figuresとしてトップページにピックアップされていた情報もシェアしておきます(移民関連のデータではありません)。
僕自身が移民関連の研究をしているので、改めてスウェーデン国内における移民人口規模の大きさを意識する機会になりました。自分の住んでいる街の外国生まれ人口についても、もっと細かいデータを精査してみます。
研究に戻ります、、
それでは、Hej då!
後記:昨日14日、フットワーク軽めのイケてる日本人男子に会いました。スウェーデンの教育が見たくて、スウェーデンに飛んできたようです。インスタでスウェーデン留学中の日本人にコンタクトを取って、その繋がりの繋がりで小学校訪問までしてきた強者です。すごいな〜。
他の日本人と一緒にチゲ鍋作って食べました。うまかった〜。
1 SVT(Sveriges Television)とは、スウェーデンの公共放送チャンネルである。1956年9月4日にテレビ放送を開始した。現在4つのチャンネルを持ち、日本のNHKのような立ち位置と言って良いだろう。
(出典)SVTウェブサイト(最終アクセス 2019年10月15日 https://www.svt.se/aboutus/)
2 SCB(Statistiska centralbyrån)とは、スウェーデン統計局のこと。SCBによると、2018年現在、スウェーデンの人口は10,302,984人、外国生まれ人口は1,955,569人。
(出典)SCBウェブサイト(最終アクセス 2019年10月15日 https://www.scb.se/en/)
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